2012年12月11日火曜日

美しい日本とあいまいなジャパン


ノーベル賞についての個人的な意見です。ノーベル文学賞の受賞者を決めることは文学的ではなく、とても政治的な問題になると思います。例えば、1953年にはイギリスの首相であった ウィンストン・チャーチルさんがノーベル文学賞をもらいました。個人的にはチャーチルさんが世界文学にうけた影響はあんまり大きくなかったと思います。彼も文学賞より平和賞をもらいたかったそうです。

その後、1968年スウェーデンアカデミーは川端さんを"for his narrative mastery, which with great sensibility expresses the essence of the Japanese mind"のかげで受賞者と選ばれました。でも、日本的な美しさはいったいなんでしょうか。ひとつの作品からある国の文学的な美を決めるのは賛成できません。日本的な美の精髄などの表現は西洋のファンタジーから生まれた言葉だと思います。

僕は川端さんの『雪国』や大江さんの『万延元年のフットボール』はもちろん日本の美しさを世界に紹介島四反ですが、それ以上の価値があると思います。彼らの作品は日本人だけではみんなが共感できる人間の話しだからです。それはたぶん川端さんと大江さんが日本の国境を超越する自分の世界を絵がいたからでしょう。美しい日本よりも、あいまいなジャパンよりも、文学の世界は大きいと思います。

-Junesoo Lee


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